人生観が変わった日
人生の転機となる出来事は、誰にでも何度かは訪れます。
私にとってはそれは、就職した日であり、結婚した日であり、出産した日であり、そして、
震災を経験した日でした。
東日本大震災から、今年で10年になるのですね。10年前の3月11日、私は夫の仕事の関係で福島県に住んでいました。東京から移住してきて、10年以上が経っていました。
長女が4年生、長男が年長、次女が年少のときです。3人の子供を抱えて、毎日のスケジュールをこなすことで精いっぱい。
子供たちを毎日学校や幼稚園に行かせること、行事に参加させること、風邪をひかせないこと…
とにかく、常に目の前のことでいっぱいいっぱいでした。
でも震災の日、気付いたのです。昨日と同じような今日が、当たり前に来るのではないことを。
海や原発からは離れていましたが、道路はひび割れ、水道も電気も止まり、ついさっきまでの平和な風景が一変しました。
余震や、原発事故による健康被害など不安でいっぱいの日々の中で、初めて、『やらなければならないこと』ではなく、自分にとって本当に大切なことは何なのかを意識するようになりました。
家族の健康と幸せ。そして、
自分の人生を後悔なく生きること。
思えばそれまでの私は、日常の忙しさに振り回されながらも、『私の人生、このままでいいのかな…』そんな漠然とした不満を抱きながら過ごしていました。
でもそんな日常でさえ、明日また同じように来るとは限らないと知った時。自分自身がどう生きていきたいのかを考えるようになったのです。
その後、私は今の仕事と巡り合いました。
このままいったいどうなってしまうんだろう…そんな状況からも、かならず新しい未来は開けます。
たった一度の人生。もちろん、健康であることは大切なことです。でもそれは、体の健康だけじゃない。心が健康で、希望を持って生きることが私たちには必要です。
ただ息をするためだけじゃない。幸せになるために、生きているのだから。
どんなあなただったら、幸せですか?今のあなたは、なりたいあなたでいられていますか?
明るく、幸せな笑顔をしている人のところに、幸せな未来はやってきます。
私は私ができることで、1人でも多くの女性を幸せにしていきたい。
幸せオーラで、周りの人まで幸せにする女性が増えますように。